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愛される理由

2010年12月11日 19:23

5年前の、10月5日、
東京で手術の結果を待っていた私は、不本意ながら或るセミナーの席上にいました。

午前9時に手術を開始して、お昼過ぎには、義弟から連絡が入るはずでした。
「やっぱり、心配することなかったようです。無事手術は終りました。」
そんな報告をくれるのではないかと、無理に楽観しようと思っていたのですが、
お昼を過ぎても、夕方になっても、電話はかかってきませんでした。

2~3時間で手術が終らなかったら・・・、
予想とは違う病気に罹っていたことになる、という認識はありました。
それは、最悪の場合を含んだ困難な事態でした。
午後になっても電話がないことを、口にするのも怖くて出来ない状態でした。

午後、9時半を過ぎて、その電話はかかってきました。
やはり、想像したくなかった事態に、妹があることが判りました。

そのときは、不安とか、恐怖というよりは、同じ光景ばかりを思い出していました。
誕生日が同じで、二つ違いの妹との想い出です。
幼稚園の頃、家に帰ったら、両親が留守をして帰って来なかったことがありました。
幼かったわたしたちは不安になって、
雨の中を二人で傘を差して、両親を探して歩いたときのことを思い出していたのです。


あれから5年が経ちました。


入院するときも、手術に臨むときも、
また、麻酔から醒めたあと、自身の病気を識ったあとでも、
苦しい闘病中も、決して悲観しなかったと、妹は言います。
「だって、私は愛されているから、その人たちが護ってくれる」
と言ったのです。

なんの科学的根拠も、ありません。
でも、妹は護られていました。

あれから、5年が経ちました。


きょう、妹から荷物が届きました。
自家農園で作った「大根と里芋」、手作りの「カリンジャム」
ロサンゼルスから年末に帰ってくる息子Yの好物である、お手製の「梅干」
うちのかみさんが花粉症なのでと、妹の幼なじみが作っているという
べにふうき茶」と「べにふうきマスク」
そして、わたしたちの孫へのプレゼント。

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そしてきょう、妹は実家の父を見舞いに愛知県大府市から浜松へ日帰りしています。
今年、自分の妹と兄を亡くした父を心配して、様子を見に行ったのです。

妹が、皆から愛されている理由が、解かります。

昨日の誕生日、お蔭様で私たちは共にまた一つ歳をとりました。



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