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阿摩羅識

2010年02月01日 23:30

       コ・ト・ノ・ハ歳時記 005

上野の森美術館で開催されている(2月3日まで)、
史上初の文芸作品展「コ・ト・ノ・ハ歳時記」という催しに行ってきました。

私の友人でもある若狹麻都佳さんの詩「あまらしき」が展示されていたからです。

友人のY君と上野駅の公園口の改札で待ち合わせました。

このブログにもよくコメントをくれるY君も、
マンションの竣工やご自宅の引越しで、去年後半から忙しくされていたので、
久しぶりの再会でした。


詩「あまらしき」に関しては、以前ニッポン放送で朗読されたと、
ブログでご紹介しました。

「あまらしき」とは、「阿摩羅識」のことだそうです。

仏教で謂うところの、
眼識、耳識、鼻識、舌識、身識という五感。
五感を超えた六つ目の心、意識(いしき)。
あらゆる欲求の源にある末那識(まなしき)。
過去一切の心を溜め込んだ深層意識である阿頼耶識(あらやしき)。
これらを、大乗仏教では八識というのだそうですが、
その八識を超えた九識を、仏の意識、つまりは悟りの境地とでもいうのでしょうか?
それを、阿摩羅識(あまらしき)というのだそうです。

コ・ト・ノ・ハ歳時記 007 詩と若狹麻都佳さん

会場内には、詩・俳句・短歌・川柳に分かれて、
作品が一枚一枚額に入れられて展示されています。

コ・ト・ノ・ハ歳時記 004

ここに展示されている約180点の詩、俳句、短歌、川柳といった作品は、
世界文藝社主催の『黒澤明生誕100年記念「生きる」言葉展』で入賞したものです。
またそれらが、ラジオ番組「コ・ト・ノ・ハ歳時記」の中で朗読されるという趣向です。
そういった主催者の趣旨から読み取ると、
文学としてのそれというよりは、
“ことばのちから”に焦点を当てた作品群のような気がいたします。

或る初夏のこと。
夕方ベランダに出ていたときに、突然、神懸りのように溢れ出した「あまらしき」。
これは、文学としての詩を超えた、力づよい言の葉の詩でありましょう。

コ・ト・ノ・ハ歳時記 003

東京の空は、久しぶりに霙雑じりの雨から夜には雪に変わりました。

  朋と来て 朋の詩を詠む 霙雨

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