2009年02月28日 17:28
うちで同窓会の打ち合わせがあるので、本屋に出かけた三浦秀和です。
うちのかみさんは同窓会の会長をやってます。
ことし同窓会をやるので、その打ち合わせです。
かみさんも私と同じ大学の、通称“演劇科”の出身。
私も同窓会の立ち上げから16~7年間、事務局として係わっていたのですが、
初代会長の退任後、一期務めて12年前に退きました。
現在は、うちのかみさんが三代目会長。
でも、家庭の中で同窓会の話はしません。
「設立当時はこうだった」とか、
「会則の主旨はこうやって決まった」とか、必ずこういう話が出てしまいます。
すると、現役はやりづらい。
だから、うちでは同窓会の話はタブーです。
さて、その打ち合わせに来てくれた旧知のY君から御もたせを頂きました。

ビアード・パパのシュークリームです。
かみさんが、「ワイキキのルアーズ通り(Lewers St.)に在ったよね」
と言うのですが、憶えていません。
かみさんは、こういうことを忘れません。
私もお相伴にあずかりました。
生地がクッキーのような食感でカリカリしていて、
クリームのバニラビーンズが香ばしく、とても美味かったです。
Y君、ご馳走様でした。
さて、打ち合わせの邪魔をしないようにと、本屋に行きました。
お目当ては、きのうのブログに書いたように、
気になっている『納棺夫日記』と『悼む人』
ところが、『悼む人』は有ったのですが、
『納棺夫日記』は売り切れで予約注文だそうです。
これも、映画『おくりびと』効果でしょうね。
ですから、『悼む人』を買いました。

ついでに、ぶらぶらしていて井伏鱒二さんの『厄除け詩集』を見つけたので、買いました。

この詩集に、有名な訳詩『勧酒』という詩が収められています。
勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離
これは、唐の于 武陵(う ぶりょう)という人の詩です。
それを、井伏鱒二さんが訳詩したものが有名ですよね。
コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
三行目と四行目だけを読むと、
ペシミストかニヒリストの書いたものかと思ってしまいますが、
最初から読めば、大らかでポジティブな詩であることが解かります。
人生は、いずれ別れもくるだろうが、
お互いに、この世で出逢えたことを歓んで、
いまここで共に飲んでいる酒を大いに愉しもうぜ。
という、豪快な詩です。
みなさ~ん!同窓会は5月17日で~す。
旨いお酒を飲みましょうね。
この盃を受けてくれ
どうぞ、なみなみ注がしておくれ
花に嵐の喩えもあるぞ
「さよなら」だけが人生だ
新橋演舞場弥生花形歌舞伎 3月4日(水)― 23日(月)
猿之助十八番の内『獨道中五十三驛』
『グランドキャニオンツアー』
全長446?の世界遺産・25億年前の地層を削りながら流れるコロラド川
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