「寝床」

2017年03月21日 23:59

志ん朝師匠

むかし、
みかん園で農作業をしていたときのことです。

耕運機で土を耕す作業をしていたのですが、耕運機のディーゼルエンジンの音が大きいので、
歌を歌っても聞こえないだろうと、大声で歌いながら耕運機を使っておりましたが、豈図らんや、
耕運機の音は遠くまで届きませんが、歌声は遠くまで届いていたことが母の指摘で分かり、
耳が真っ赤になったのが自分でも判るほど赤面したことがあります。

悦に入って歌っていただけに、その恥ずかしさは尚更でした。


さて、
昨夜、むぅむぅ(義父)の血中酸素濃度が落ち熱も上がったために、
午前中に医師の往診、看護師の訪問、介護士の訪問が続いたので、
本日も文芸坐三浦館の上映は中止にいたしました。

しかし、午後から出掛けたわたしに代わって、
かみさんのチョイスで文芸坐三浦寄席は志ん朝師匠の「寝床」でした。

寝床」は、
地主でもある大家が長屋の連中や店の者たちを集めて
下手の横好きの義太夫節を無理やりに聴かせようとする噺であります。

むかし、上司や先輩にカラオケで
自己陶酔気味の下手な歌を延々と聞かされたのを思い出せますヨ。




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「夢金」

2017年03月17日 22:48

志ん朝

きょうは金曜日ですから、午前中に訪問介護士、医師の往診、訪問看護師、
午後になって訪問入浴介助の人たち、見舞いとつづきましたので、
むぅむぅ(義父)も大忙しであります。

そこできょうもまた文芸坐三浦館の上映はお休みさせていただきまして、
横になっていても聴くことができますので、一段落したところで文芸坐三浦寄席。

本日は、古今亭志ん朝師匠の「夢金」を一席。

「落語とは人間の業の肯定である」と言ったのは談志師匠でしたが、
夫婦仲良く、親孝行、素直な子供でよかったねなんていうお行儀のよい噺は
あまりおもしろくありません。

落語には誰もがもっている“業”というやつをネタにした噺が多いものでございます。
この「夢金」という噺は、金(かね)に欲張りな男が主人公。
噺のオチは五十両の包みを両手に二つ握ったつもりが夢だったというもの。
ところで男が握っていたのは・・・「夢金(ゆめきん)」の一席でございました。





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