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忖度するマルコ

2018年03月15日 17:00

忖度する「マルコ」

みなさんは、「門番のマルコ」の話をご存知ですか?

ちびまる子ちゃん」じゃありませんよ。
母をたずねて三千里」の話でもありません。 


或るところに、マルコという青年がおりました。

マルコは、兵士になりました。

兵士になるときに、マルコのお父さんは、こう言いました。
「王様がいるから、この国の人々は平和に暮らせているのだよ」

兵士になったマルコは、お城の門番になりました。

マルコが守っている門は、
王様の命令で、戦争で出撃するときしか決して開けてはならない門でした。

ところがある日、狩りに出かけた王様がひどい病気に罹ってしまいました。
急いで王様を城内へ還したい家来は、近道であるマルコの門へ向かいました。
家来が、マルコに門を開けるように命令しました。

しかし、マルコは、頑なに門を開けなかったのでした。
マルコにとっては、王様の命令が絶対だったからでした。

さて、
マルコは門を開けるべきだったでしょうか?
それとも、開けなかくてよかったのでしょうか?

二律背反のモラル・ジレンマの例として挙げられる、「門番のマルコ」というお話です。

では、もし王様がマルコに、
「常にわたしの思うところを“忖度”せよ」と命令していたとしたら、どうだったでしょう?





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指示・命令

2018年03月14日 18:00

読売新聞の昨夜の報道です。

『決裁文書の添付書類、1枚を削除…15年6月』
学校法人「森友学園」との土地取引に関する決裁文書の書き換え問題で、財務省は13日、同省近畿財務局が2015年6月頃にも、書き換えのあった14文書のうちの一つに添付されていた書類1枚を削除していたことを明らかにした。


これが本当であるなら、
去年2月から所謂「書き換え」と謂われる「改ざん」が行われていたのではなく、
3年前から改ざん行為があったということになります。

これまでにも、
政治や行政の世界の不祥事や疑獄事件は数多くありました。

汚職、贈賄、収賄、贈収賄、利益誘導、口利き、着服、使い込み、
セクハラ、パワハラ、ダブル不倫、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ・・・。

しかし、
今回起こった事件は、これまでとは内容的にも規模から云っても、
前代未聞の、まさに歴史的な未曾有(みぞうゆう)の大事件でしょう。

国家の公文書である「決裁文書」を書き換えて、
フィクションを捏造し、事実を改ざんしてしまったという、
民主国家としては、絶対にあってはならない犯罪です。

或る意味では、
政治腐敗や疑獄事件や偽装や構造計算書偽造などとは比べものにはならない
我が国の民主政治の危機かもしれないのです。

政府や政治家や一部の官僚の意志が“忖度”されたり、
政府や政治家や一部の官僚の意志で、政策が変更され、
その決裁文書が改ざんされているのに、国民がそれを知らされないとしたら、
これほど危うい国家というものはありません。

その国家が自衛隊を保有し、外交を司っているワケですからね。

しかし、
それほどの“大事”を、役人が勝手に行うでしょうか?

ここはやはり、
“忖度”があったというよりは、“指示・命令”があったとみるのが自然でしょう。


シビリアン・コントロール

2017年07月30日 20:49

わたしは、間違いのないことだと思っているのですが、
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣されていた
陸上自衛隊の部隊が作成した日報は“保存”されていたはずです。

もし、破棄されたとしたら、それこそ“大問題”ではないでしょうか?

そもそも、一昨年2015年9月17日、
従来の政府は「集団的自衛権の行使」は憲法に反すると解釈していた
内閣法制局の見解があったのに、その内閣法制局長官を交代させて、
野党が「憲法違反の戦争法」と呼ぶ「「集団的自衛権」を認めてしまい、
駆けつけ警護」を含む「安全保障関連法案」を強行採決したのでした。

強行採決

その任務を命令された自衛隊が、日報を破棄すると思いますか?

自衛隊の平和維持活動という性格上、
現地隊員の安全を守るために一部“非公開”にする場合があることは、
理解できます。しかし、棄てちゃうワケないでしょ?


今回辞任した防衛大臣は、この法案が強行採決されたときには、
まだ防衛大臣ではありませんでした。

しかし、政務調査会長という党の重職に就いていた人物であります。

「日報は破棄した」という報告を受けたときに、
何故「そんなワケはない」と思わなかったのでしょう。
いや、そう思ったに違いないと、わたしは思います。

自衛隊の陸上幕僚長は、
日報の存在を非公表とした方針の決定に関与した責任をとって辞任しました。

この人物は、
日航機123便墜落事故のときに部隊を指揮したことで有名だそうで、
人望も厚く「武人」とか「武士(もののふ)」と形容する人もいるようですが、
今回行ったことは、自主的か命令により受動的に行ったかは別として、
“隠蔽に加担した”ワケですから、辞任するのは当然でしょう。

シビリアン・コントロールという観点からみれば、
自主的に隠蔽したのならコントロールが利いていないことになり、
命令されて隠蔽したのなら利いていたことになるワケですが、
いずれの場合も“国民のため”に行動したというよりは、
“国民からの批判を避けるため”と、政府の立場を“忖度した”からでしょう。

しかし、
一番やってられないのは、“戦闘状態”の中にいた現地の自衛官たちです。

戦闘状態の危険な中に身を置いて任務を遂行しようとしていたのに、
“無かった事”にされちゃったのですから。


レッドカード

2017年07月19日 18:32

そもそも、
去年7月8日に起こった大統領派軍と副大統領派軍との間の銃撃戦、
最初の“戦闘”で100人が死傷し、南スーダンは再び内戦状態へ逆戻りしました。

国際協力機構(JICA)の関係者ら在留邦人47人も退避し、
日本大使館員のうち4名も自衛隊機で近隣国のジブチへと避難しました。

南スーダンに踏み止まった大使を含む日本大使館員も、
ジュバの大使館では身の安全を図れないと判断して陸上自衛隊の宿営地へ駆け込み、
“戦闘状態”が終息するまで同宿営地で宿泊を続けたのだそうです。

この時、国連の平和維持活動に参加していた中国人隊員2名が殺害されました。
また、5名が重軽傷を負いました。

まずこの事態を記録した、
南スーダンPKO(国連平和維持活動)活動の日報についての情報公開請求を受け、
「陸上自衛隊のなかにはなく、破棄していた」と返答していたのですが、
今年1月ごろまで陸上自衛隊の中でも日報が保管されていたことが分かりました。

その日誌に、7月8日のことが“戦闘”と記録されていた点を指摘された防衛大臣は、
「一般的な辞書的な意味で戦闘という言葉を使ったと推測している。
法的な意味の戦闘行為ではない。武力衝突だ」との見解を示したのでした。

更に、陸上自衛隊の中で日誌が保管されていた事実を非公表とする方針を、
大臣は、ことし2月の防衛省最高幹部による緊急会議で防衛省幹部から伝えられ、
そのことを了承していたことが明らかになりました。

防衛省・自衛隊の組織的隠蔽を、防衛大臣が容認していたとすれば、
大問題中の大問題でしょ!?

戦闘を武力衝突と言い換え、有ったものを、無くしたことにし、その事実を隠蔽し、
ウソまでついたのです。

なぜか?

戦争しちゃいけないからですよ。
行かせてはいけない所に自衛隊員を送り込んだからです。

戦場にいた自衛隊員はたまったものではありませんよね。
そのご家族やご友人のご心配なお気持ちを考えるだけで、
防衛大臣や、その人を任命した首相に対する怒りがわいてきます。

これ、レッドカードですよね。
でも、これで何枚目のレッドカードですか?



こんな人たち

2017年07月09日 23:59

法案の中身も解らず、役人をプロンプターにして答弁し、
終いには凶暴なやり方で共謀して法案を通した法務大臣。

ここに書くことも憚られる暴言と暴力を秘書に浴びせて、
品性と信用と支持者も失ったであろう与党の国会議員。

疑惑の渦中にある学校法人から、落選中に報酬を受け取り、
当選後も名誉客員教授として兼職していたにもかかわらず、
その届けを出していなかった上に、自身のブログに総理と共に
バーベキューを楽しむ様子を写した写真を掲載していながら、
学校法人の理事長とは親しくはないと言ったりしている、
総理の御意向の伝達者である内閣官房副長官。

学校法人への国有地売却問題の国会答弁で事実確認をせず、
記録は残っていないとウソをついて資料の提出を拒み続けた
忖度の達人でもあるであろう財務省の理財局長を、こともあろうに
国税庁長官に据える人事を発表し、国民の納税意欲を失わせた
財務大臣。

都議選の与党候補者の応援演説の際、
「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてお願いしたい」と発言し、
過去の問題発言、問題行動の上をゆく問題発言を極めた防衛大臣。

文科大臣在任中に学校法人の秘書室長から現金200万円を受け取った、
と報じられた、前都連会長。

こうしてあげつらってみると、枚挙にいとまがありませんが、極め付けは、
都議選の演説で「こんな人たちに敗けるわけにはいかないんです」と云った
この国の総理大臣でしょうか?

選挙妨害を容認するワケではありませんが、
こんな発言をする総理大臣を容認することもできないのであります。

こうしてみると、政治家の“劣化”が際立っているように思います。
“こんな人たち”に政治をやらせているのは、“どんな人たち”でしょう?

自戒をこめて。





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