「万引き家族」

2018年06月08日 17:58

「万引き家族」


公開初日を迎えた「万引き家族」を観てきました。


是枝裕和監督は、
養護施設で出逢ったある特定の“ひとりの女の子”に向けて映画を創ったと言っています。

悲しいことですが、映画を観たわたしたちは、
ある特定の“ひとりの女の子”を重ね合わせながら観ることになってしまいました。


もうパパとママにいわれなくてもしっかりとじぶんからきょうよりもっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします


子供は、親を選んで生まれることはできませんが、
次は、溢れる愛情と優しさを兼ね備えた両親と家族のもとに、
生まれ変われるように、祈りたいと思います。

もし、次もダメだったとしても、
溢れる愛情と優しさを兼ね備えた人たちといっしょに暮らせる処に、
生まれ変われるように、祈りたいと思います。

合掌




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映画人の墓碑

2018年04月29日 23:59

多聞寺

北千住の駅で東武スカイツリーラインに乗り換えて二つ目の「堀切」で下車。
荒川に架かる新荒川橋を過ぎると、「映画人の墓碑」が建立されている多聞寺が在ります。

映画人の墓碑」という揮毫は、故・新藤兼人監督によるものです。

映画人の墓碑

碑の裏面には、
「映画を愛し 平和と民主主義を支え 人間の尊厳を守った人々ここに眠る」
という碑文と共に、人々の名が刻まれています。

碑文

そして、
映画人の墓碑」の最後には、
故・坂斎小一郎(共同映画株式会社創立者)氏の遺族ハツ夫人が墓地資金を提供し、日本映画の民主的発展のためにつくされた映画の仲間の生涯を顕彰し、追悼する共同の墓碑建立に役立ててほしいとの申し出がありました。その意志を尊重し、映画を愛する人々と団体によって本会が組織され、この墓碑が建立されました。1992年4月29日と記されています。

こうして、
毎年4月29日に催されている「全合葬者・合同追悼会」に初めて参加させていただきました。

この「映画人の墓碑」を建立し、映画人を顕彰する「映画人の墓碑の会」に、
むぅむぅ(義父)も生前に入会し、碑にむぅむぅの名が刻まれているからです。

名前

会の設立当初は、入会条件に「映画人」と言う制限があったようですが、現在では、
テレビ映像、ネット映像に関わられた方々や、映画愛好家の方々も入会できるそうです。

設立時の名誉会長は、故・新藤兼人監督。
次の名誉会長は佐藤純彌監督でした。
そして、現在の「映画人の墓碑の会」の名誉会長は、我が先輩の堀内正美さん。
先輩は、まだ若いですから、この名誉会長は長くつづくことでしょう。

それにしても、去年はわたしたちに不幸がつづきました。
順番ですから仕方がないことですが、そういうワケで今年はこういった行事や法事がつづきます。

碑とともに


「ニック・オブ・タイム」

2018年02月19日 17:32

「ニック・オブ・タイム」


久しぶりに映画のおウワサです。

WOWOWで、1995年製作のアメリカ映画、
ニック・オブ・タイム(Nick of Time)」を観ました。

「Nick of Time」の“Nick”というのは“刻む”という意味。

さしずめ、
「ニック・オブ・タイム」は、「刻一刻」というような意味でしょう。


さて映画は、
ある税理士(ジョニー・デップ)親子がロサンゼルス郊外の駅に到着します。

すると、
突然、なんの理由もなく警官を名乗る男女に車の中に拉致されてしまいます。

そして、娘を人質に取られ、
「娘を殺されたくなかったら90分以内暗殺を成功させろ」と、
或る女性の写真とスケジュール表と拳銃を渡されるのです。
その“或る女性”というのは、現職のカリフォルニア州知事。

主人公に与えられた時間は90分で映画も90分ですから、
映画の時間と実際の時間がほぼ同時に刻一刻と過ぎてゆくサスペンス映画です。

ところで、
この物語に登場するカリフォルニア州知事ですが、
彼女が何故暗殺されようとしているのか具体的に表現はされていません。

しかし、
匂わせているのは、彼女の“或る政策”を快く思わない人々の存在でしょう。

その“或る政策”というのは、一言で云えば“銃規制”でしょうか?




殉愛

2017年08月19日 23:59

「麦秋」

看病中の病院を抜け出して、
西村雄一郎さんの講演を聴きに行きました。

西村雄一郎さんは、元・キネマ旬報社のパリ駐在員で、
現在、佐賀大学で教鞭をとってもいらっしゃる映画評論家です。

先日亡くなったむぅむぅ(義父)を映画の先生と慕ってくださった方です。

その西村さんが、東京で講演会をなさるとお知らせをいただいたので、
かみさんと拝聴しに行ったというワケであります。

演題は、
小津安二郎原節子」~日本映画黄金期の隠された殉愛~

ご講演は、
この度、西村さんが上梓された「殉愛-原節子と小津安二郎-」というご本の内容をベースに
お話しされたものです。

なんでも、推理小説として書いたというだけあって、
ご本の内容も、大変興味深いものです。

殉愛

「君の名は。」

2017年08月11日 17:59

「君の名は.」

「君の名は。」を、観ました。


真知子と春樹は登場しません。

この物語の主人公は、
三葉(みつは)と瀧(たき)という現代の高校生です。

三葉は、岐阜の山奥に住む女子高生、
瀧は、東京都心に住む男子高校生です。


物語は、
この二人の身体が、時々入れ替わるという出来事から始まります。
しかし、二人は会ったこともないのでした。

・・・まだ会ったことのない君を、探している・・・

云ってみれば、或る意味で“赤い糸の物語”でしょう。

亡くなる前に、
むぅむぅ(義父)が、観たいと云っていた映画でした。


ところで、わたしは、
見えない 赤い糸 を手繰り寄せるというより、
見つけた人の指に 赤い糸 を括り付けるタイプですけぇ。

括り付けた糸は切れませんけぇ。





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