「横道世之介」

2017年04月23日 17:59

「横道世之介」

文芸坐三浦館本日の上映作品は、
原作吉田修一、監督沖田修一
高良健吾吉高由里子主演の青春映画「横道世之介」!!

ところで突然ですが、
重いと軽い、厚いと薄い、「重厚」と「軽薄」。
明るいと暗い、「明るさ」と「暗さ」。

この4つの要素を組み合わせて優先順位のマトリックスを描いてみると、
「明るくて重厚」が最優先だと判ります。

そして、「暗くて重厚」と「明るくて軽薄」は、どちらを優先するか悩みます。

最後に、「暗くて軽薄」は論外でしょう。


確かに、
「重厚」と「軽薄」の二つを比べたら「重厚」の方に価値があると思います。

ケド、
それはそれに気づいてない若さであったり、
怖ろしいほどの能天気さであったり、掛け値なしの善意であったりするワケで、
そんな朗らかさ、明るさに救われたときもありました。

だからそれは、
見方を変えれば「軽薄」なんじゃなくて、「明るさ」だったのかもしれませんね。

そして、
やっぱ「暗い」より「明るい」方が救われます。

そんな横道世之介
「むかしこんな奴いたよなぁ」と思い出しながら観てたんですが、
それが“誰”だったのか判りません。

でも、横道世之介ってどこかにいましたよね?



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「ドリームガールズ」

2017年04月22日 17:00

「ドリームガールズ」

文芸坐三浦館、本日上映の作品は、
伝説的な黒人女性グループ「スプリームス」をモデルにした
ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』が原作の
2006年公開映画「ドリームガールズ」でございます。

文芸坐三浦館では、
このところミュージカル映画がつづいておりますが、
むぅむぅ(義父)は自他共に認めるミュージカル好きなのです。

おかげでかみさんは、昔からミュージカルの舞台を観て育ったようですが、
わたしは、特にミュージカル好きというワケでも詳しいワケでもありません。

ですが、
むかしは「劇団音楽座」の舞台の隅っこに立ったり、
博品館劇場」で、アシスタント・プロデューサーを務めたり、
月刊ミュージカル」という雑誌の創刊時にお手伝いしていたこともありまして、
わたしも、それなりに“ミュージカル”と共に育っていたのであります。


「マンマ・ミーア!」

2017年04月21日 17:44

「マンマ・ミーア!」

文芸坐三浦館、本日上映の作品は、
2008年にイギリス、アメリカ、スウェーデンで共同製作された
ロマンティック・コメディのミュージカル映画「マンマ・ミーア!」であります。

ABBAの曲が全編に散りばめられた世界的なミュージカルの映画化です。

物語は結婚を控えた女性が顔も知らない父親を結婚式に招待しようとして、
3人の父親候補者を招いたことから起きるてんやわんやを描いています。

主演のシングルマザー役は、
大統領に「ハリウッドで最も過大評価された女優の一人」と云われた、
“誰からも”押しも押されもしない名女優・メリル・ストリープ


ところで「マンマ・ミーア!」って、どういう意味かご存知ですか?

イタリア語を直訳すると「わたしの母さん」という意味なのですが、
「なんてこった!」とか、「Oh My God(オー・マ・ガッ!)」
というような使われ方をするようですよ。

ところできょうは一週間で一番タイトな金曜日、マンマ・ミーア!!



「雨に唄えば」

2017年04月20日 18:07

「雨に唄えば」

本日文芸坐三浦館で上映の映画は昨日につづいて、
1952年公開のMGMミュージカル映画の名作「雨に唄えば」であります。

ところで、
東の横綱がフレッド・アステアなら、西の横綱はジーン・ケリーでしょう。

ジーン・ケリーフレッド・アステアより13歳年下ですが、
二人ともMGMのミュージカル映画の黄金期を支えた両雄なのであります。


さて、
雨に唄えば」の主演は、監督も務めたジーン・ケリーであります。

物語が、所謂映画や舞台の裏側を描いたバックステージ物だということも、
スター俳優(ジーン・ケリー)と恋人の大女優(ジーン・ヘイゲン)は有名カップルなのに、
スター俳優が駆け出しの女優(デビー・レイノルズ)と恋仲になってしまうという展開も、
昨日上映した「イースター・パレード」とソックリですが、それもそのハズです。

イースター・パレード」の主役を演じるハズだったジーン・ケリーが足を骨折して、
引退していたフレッド・アステアに直談判して主役を譲って演じてもらうことにしました。

すると、
イースター・パレード」は、フレッド・アステアが引退を撤回するほどの大当たり。
だから、ジーン・ケリーは二匹目のドジョウを狙ったのでしょうか?
しかし、二匹目はウナギだったというおはなしですが・・・。




「イースター・パレード」

2017年04月19日 17:36

「イースターパレード」

本日文芸坐三浦館で上映された映画は、
1948年公開のMGM映画「イースター・パレード」ですが、
戦後日本で初めて公開された本格ミュージカル映画だと謂われています。

アーヴィング・バーリンの名曲とダンス・ナンバーが散りばめられた
アカデミー賞のミュージカル音楽賞受賞作品。
監督はチャールズ・ウォルターズであります。


ところで、
フレッド・アステアジュディ・ガーランドのW主演ながら、
本来主演を務めるハズだったジーン・ケリーが足を痛めたために、
既に引退していたフレッド・アステアに、ジーン・ケリーが直談判し、
代役を引き受けさせ、延いてはアステアを復活させたという伝説の映画です。

まさか、
引退していた人とは思えない程もの凄い、フレッド・アステアであります。

この映画、
最初から10分観ただけで元を取れますが、30分観ると得をします。
「サラダの説明」は“オマケ”としても、最後まで観れば一生の宝です。


それにしても、
主役が怪我をしたから引退した先輩に直接交渉して代役を頼むなんて、
宮原知子が、代役を浅田真央に頼むくらいあり得ないことだったでしょうね。




「シン・ゴジラ」

2017年04月18日 19:00

「シンゴジラ」

文芸坐三浦館本日の上映は、
去年2016年7月に公開された東宝製作のゴジラシリーズ第29作「シン・ゴジラ」。
総監督・脚本は庵野秀明、監督・特技監督は樋口真嗣であります。

むぅむぅ(義父)もわたしも観ていなかったので、
わたしはゆうべ深夜に観て、むぅむぅに向けては午前中に上映しました。


この映画を一言で表せば、
“大山鳴動してゴジラ一匹”というストーリーであります。

所謂「パニック映画」「危機管理ドラマ」なのですが、元祖「ゴジラ」がそうであったように、
第二次世界大戦と原爆と冷戦と水爆実験という要素が創り出したのが「ゴジラ」でしたが、
それが進化?して、東日本大震災原発事故熊本地震南海トラフ巨大地震を踏まえての
シン・ゴジラ」の誕生とヒットでありましょう。

そして、いままた東アジア情勢という要素が加わりました。

わたしたち日本人や人類にとって、
ゴジラ”に象徴される“危機”は、意外に近くにいるのかもしれません。


「裸の島」

2017年04月17日 18:07

「裸の島」

文芸坐三浦館、本日上映の作品は、新藤兼人監督作品「裸の島」であります。

むぅむぅ(義父)が、
無音ではありませんが、セリフの無いこの映画を観つづけるには根気が求められます。
しかし、夫婦が唯々、黙々と働きつづける姿を追った映像の迫力には圧倒されます。

俳優は、
妻役の乙羽信子、夫役の殿山泰司、それに子役の二人だけのキャスト4人という映画です。

瀬戸内の孤島で自給自足の生活をする家族の生活をひたすらに描いていますが、
当時倒産寸前だった「近代映画協会」の解散記念として製作されたにもかかわらず、
1960年(昭和35年)の公開後に各賞を受賞し興行的にも大成功を収めたという、
近代映画協会」を復活させた偉大な作品であります。

大規模なオープンセットを作ったり、エキストラを大量に動員したり、CGを使ったりして
巨額の製作費を使わなくても、名画が撮れるということを実証した映画だと云えるでしょう。

それにしても、
開拓農民の子として育てられたわたしにとって、この映画の労働シーンはリアリティがあります。



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